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近年、「発達障害」という言葉自体、ニュースやテレビタレントの自身の告白などで話題にあがってきています。言葉だけでも聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。発達障害を持っているということでの手帳取得も可能ですので、障害者枠での求人へも応募することができます。発達障害を持っている方が就労を考えた時にどのような支援が必要になってくるか、本人や家族はとても気になるところだと思います。
□発達障害とは?□
発達障害といっても、きちんと診断を受けている方もいれば、診断名がつかずにグレーゾーンと呼ばれる発達障害の傾向はあるのだが診断名がつかないという方もいますし、中にはADHDと自閉症スペクトラムをどちらも持っているという方もいます。発達障害は二次障害も起こしやすく、うつ病を発症する方などもいて、発達障害者への就労支援は二次障害があるかもしれないという可能性も考えながら支援していく必要もあると考えます。
□発達障害者は自分の事を良く知ることが大事□
発達障害者が働こうと思い、どのような仕事を探そうかと思った際に、自分のことをよく知っておくことが大事です。自分の得意なこと、苦手なこと、これを自分できちんと整理できていれば、支援者も得意なところを伸ばすよう支援の方法も考えられます。しかし、当事者と支援者がお互いに理解しないまま支援を進めていっても、実は苦手なことだったことの訓練ばかりで、だんだんとうつ病のようになってきてしまったのでは、就職に対しても前向きには考えることができないでしょう。自分のことをよく理解するのは、自分のためでもあり、支援者、いずれ応募する企業にとっても重要なこととなります。
もし、自分でどんなことが得意でどんなことが苦手かがあまりわからないという方がいれば、支援者に相談してみるのも良いと思います。支援者は、こういうことは得意か、苦手か、など質問のような形で話していけば、そこで当事者自身が気付くことも出てくると思います。それを一覧にして書き留めておけば、今後自分を説明する時にも役立ちますし、仕事をしていくうえで気を付けなければいけないこととしても振り返ることもできます。
□発達障害者の特徴とは?□
発達障害者を仕事上で配慮することとして、様々な事例があがっています。音に敏感な人にはイヤホンをつけながらの就業を許可する会社もありますし、言葉で説明されても理解ができない人にはマニュアルを渡したりと、会社によってそれぞれ工夫しています。
発達障害を持っている方は、今まで非常に生きづらい経験をしてきた方も多いと思います。「普通」と呼ばれることの普通がよくわからない、人との接し方がよくわからないなどと、健常者から見れば理解されないこともあるかもしれません。しかし、発達障害を持っていて、自分の得意、不得意がわかっていれば、その得意な部分を伸ばすことにより、企業の大きな戦力となるのではないでしょうか。発達障害でも多岐に渡っているので、支援が難しいと考える企業もあるかもしれませんが、障害ということではなく、個性ということでその人を見ていくという、見方を変えていくというのも一つの支援だと思います。
発達障害を持っている方で、得意な仕事はものすごい集中力を発揮し作業する方もいます。
今後、発達障害を持っている方の就労も増えてくると思います。その際に、支援者はその人のことをよく知る、当事者は自分をよく知り説明できる、といったことが支援する側とされる側が繋がる一つになると思います。
□発達障害者の仕事までの準備を支援する就労移行支援□
manaby二日町事業所は2016年9月に開所致しました、
2017年6月、統合失調症、うつ病、発達障害、不安障害、双極性障害、アダルトチルドレンなどの障害の方が15名ほど通所しています。
障碍者に合わせた自分に合った生き方を提案致します。
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