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うつ病という話題は、ニュースでもよく出てくるようになりました。それだけ患者数も増えているということでしょう。うつ病になる前に気付くことができればいいのですが、ほとんどの方はSOSが見落とされがちで、うつ病になりとても苦しい道をたどることになります。
□うつ病と仕事□
就労している方でうつ病になり休職する方、復職してもすぐに休職となってしまう方も中には多いでしょう。うつ病を発症しても働き続けることができるよう、また、復職を考えている人にはどのような支援が必要になってくるか考えていくことも就労支援の一つだと思います。
うつ病といっても、起きて散歩程度はできる方や、起き上がることも困難な方など、人によりうつ病のどの段階にいるのかで対応も異なってくると思われます。医師から休職するよう勧められている人は、まずはゆっくりすることが重要です。その時に焦ったりする気持ちが本人はあるかもしれませんが、まずは焦らずゆっくりすることで回復をしていきましょう。
うつ病でも、良くなってきたかなと思っても、精神的に不安定なところがあったりと、なかなか油断できないものです。ここで回復したと思って復職や転職したりすると、また同じことを繰り返す可能性もあります。復職や転職を考える時は、医師、支援者によく相談して、今の自分の状態を見てもらい判断してもらうと良いと思います。
□うつ病は見た目で分からない□
うつ病でも寝たきり状態ではなく、動ける人は見た目ではうつ病だとわかりません。これはうつ病に限らず、精神障害を持っている方々に共通することかもしれませんが、見た目ではすぐにわからないのです。例えば、少しの時間なら普通に人に会って話すこともできる、少しの時間なら働くことができる、という人も中にはいるかもしれません。他の人から見たら、もう元気になったのだなと思うかもしれません。「少しの時間」ならまだ大丈夫なのです。
すぐに、もう大丈夫だと判断しないで、今日会った時は元気そうだったけど、次も元気だといいな、くらいに思っていればうつ病の人にとってもプレッシャーにはならないと思います。
うつ病の方がもう働けるというところまできて、就労を改めて考えた時に、働き方からまずは考えていくことも大事なことの一つと思います。どのような働き方なら働き続けることができるのか、本人と支援者はよく確認しながら進めていく必要があると思います。働き方といっても様々あります。就労時間や勤務日数、雇用形態、その人に合った働き方を見つけられ、それが企業との就労条件とうまくマッチングできれば、うつ病でも回復していけば働く機会はいずれ訪れると思います。
うつ病になったら、まずはゆっくりし、自分を見つめ直していろいろなことを一つづつ考えていきましょう。一人ではなかなか難しいことかもしれません。その時こそ、他の人を頼って、ちょっとずつ進んでいければと思います。
□うつ病を支えてくれる機関□
そして、働くということを考えるようになった時は、ご自身を支援してくれる機関はたくさんあります。それを頼って、一緒に考えてくれる支援者に出会い、就職先に出会えるとうつ病ももっと回復に近づくと思います。一人で辛いことばかりを考えているとやはり殻に閉じこもってしまいます。働くということを通して、それがうつ病の回復の一助になれば、同じうつ病を持つ人にも希望が持てることとして、回復への方法の一つに加えられれば良いと思います。
□うつ病の仕事までの準備を支援する就労移行支援□
manaby二日町事業所は2016年9月に開所致しました、
2017年6月、統合失調症、うつ病、発達障害、不安障害、双極性障害、アダルトチルドレンなどの障害の方が15名ほど通所しています。
障碍者に合わせた自分に合った生き方を提案致します。
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